2023 北海道高教組 学びの場

今年で48回目を迎える合同教育研究全道集会は、「平和を守り真実をつらぬく民主教育の確立」をテーマに、様々な団体と手を取りながら、広く道民に開かれた教育研究集会としての年月を重ねてきました。今年度の2023年全道合研は、アフターコロナの合研のあり方を模索し、11月3日の全体講演・各種交流会をリアル開催、11月4日に行われる4つの分科会をハイブリッド開催、11月11日・12日の分科会をオンラインで実施します。

教育現場は2019年に世界規模で猛威をふるった新型コロナウイルス感染症(covid-19)が、季節性インフルエンザと同じ5類に移行されました。収束したとは言えない状況下、コロナ禍で浮き上がった社会的課題が解決しないまま、経済最優先で見切り発車されました。この春卒業した子どもたちの中には、学校生活を丸ごとコロナ禍のもとで過ごさざるを得なかった子どもたちが数多くおり、2021年度小中学校での不登校児童生徒が約24万5千人と過去最多だったことが明らかにされています。

同時に私たちの労働環境も、長時間過密労働が指摘される中、教員不足が進行していますが、競争的な環境は緩和されないまま、教育デジタル化や「探求学習」によって教育内容が大きく変えられようとしています。

さらに大きな問題では、ロシアによるウクライナ侵攻という世界の安全保障を大きく揺るがしている戦争は未だに終わりが見えず、日本でも安保三文書改訂により軍備拡張路線が明確になり、「教え子を戦場に送るな」を綱領として実践を積み重ねてきた私たち高教組にも大きな課題を突きつけています。

いま大切なことは、効率重視や「グローバル化」を優先した授業や学校教育ではなく、子どもたちがこれからを生きていくときに希望をもって成長・発達できるよう、子どもたちの声を聴き、語り合い、寄り添うことではないでしょうか。

全道合研への皆さんの参加を呼びかけます。2023合同教研リーフ

 

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