今日は憲法記念日、これから憲法集会に出かけてこようと思っている。
さて、我が家は娘が4月に就職し、ついに子育てが終わった。やった~おめでとう!かわいいボーダーコリーの「まぁぶる君」はいるけどね。2人の子どもを大学に行かせるのは大変で、ほんとに学費は高かった。日本とアメリカはひどすぎる。
娘はまずまず勉強ができる子だったけれど、中3の時にとわの森三愛高校に見学に行くと、牛に興味があるという。子どもの頃から「将来はうさぎさんになる!」というくらい動物は好きだったし、獣医にでもなりたいというならお金を出すのも良いかと思ったが、私立に行かせる余裕はない。そんで、その足で岩見沢農業高校に見に行くと、休日出勤していた事務長さんが案内してくれて、「ここで学ぶ」という。ボクは10%くらいは迷ったけど本人の意思を尊重した。進学校は選ばず、親元を離れての寮生活。本州から学びに来るような生徒さんもいるのだけど、向学心が極めて少なげな生徒さんも半分くらいいる中、親から見てもずいぶん勉強していたし、かけがいの無い体験をしたと思う。一回だけ、睡眠障害になりかけた時は慌てたけど・・・。あと、補助がでて2万円だった寮費が2年生から6万円になったのは慌てた。1年間だけの補助だった。そんで、高3の時、獣医学部への推薦をもらったので出願しようとした日に、今度は「私は獣医になりたいわけじゃない」と言って、学部を変更して農業系の大学に進学した。大学では何を学んでいるのか教えてもくれなかったけれど、卒論を見ると土の研究をしていた。我が家の家庭菜園の土にはまるで興味が無いくせに・・・。そして、教育実習なんかも行って「私は教えるのが得意かもしれない」と言ったが、この春見事に北海道の農業普及員という職に就いて、羽幌町に赴任した。なんだか職場の人にいろいろ連れて行かれたり、レクをしたりしてかわいがってもらっているみたいだ。町になじんで土地の人が好きになって欲しいと思う。まあ、犬が喜ぶからいつでも戻ってきてくれてイイのだが・・・。いつか4代連続高校教師の偉業を達成するかもしれんが(笑)
ボクが担任として進路指導をしていることに「自分の進路は自分で決める」ということがある。大人がすぐつぶやく「こっちの方がリスクが少ない」「こっちの方が特だ」なんて誘惑もある。でも「自分の進路は自分で決める」べきだと思う。この考え方には2校目に赴任した古平高校で進路部長になったときに確信した。娘のこととなると、こんなボクでさえも娘には獣医の方がイイのではと思ったりもしたが、自分で決めて自分で選んだ生き方は後悔もしないしイイと思う。高校時代に損得でものを考えない先生に出会ったのだろう。娘はラッキーだ。そうした出会いも自分で選んだ高校だから引き寄せたのだと思う。赴任した羽幌の隣の苫前町にはちょっとだけ縁があり、ボクのおじいちゃんが校長をしていた苫前商業高校がある。そこには何人も熊に殺された事件として有名な三毛別事件の碑もある。ボクも生徒にヒグマの授業をしてきたが、この事件の話はよくしていた。羽幌には道端姓の人もいるらしい。
そんな娘が、職場に配慮してもらったんだと思うけど、5月1,2日と年休をもらって、9連休でうちに帰ってきた。そんで初給料で「ゴジラエビ」というエビを買ってきてくれた。羽幌高校にいたことのある、青年部長の阿部さんが絶賛していたから、ボクが食べたいと言ったのを買ってきてくれたのだ。冷凍もんだったけど食べて驚いた。めっちゃうまい。甘くてぶりぶりだ。そして頭を味噌汁にしたらこれまたうまかった。プリンも2つ買ってきた。嫁さんは食べていたが、ボクが食べてイイのかどうかは分からない。娘が自分で食べるつもりかもしれないから様子をうかがっているボク。こういうのの恨みは怖いからね(笑)
あー、題名に書いたのに全然地域別検討協議会の話はしなかったけど、あの会はどんな高校が選ばれるかという話に終始しているからちょっとだけ関係もあったかな。結局、損得じゃなく自分で選んだ道が正解だし、そうして自分で選んだ生徒さんを大事にして欲しいって言うことだ。令和の日本型教育だかなんだか知らんが「不確かな世の中で生き抜く力を身につけさせる」なんて大人の都合で教育がされてはいかんと思う。
今日は憲法記念日。全然関係ない話だったな。集会があと15分で始まるから急ごう。でも写真をアップしたら遅刻だぁ~(2023.5.3)