今年は雪も早く消え、フクジュソウやクロッカスがいつもの年よりも早く顔を出しています。さて、新採用・期限付きの皆さんは、勤務校に赴任されどんな気持ちでおられるのでしょうか。これからの教員生活、生徒さんや職場の人とのいい出会いがあることを祈念します。

 生徒さんは若い先生との出会いを心待ちにしているはずです。一生懸命準備して、良い授業をしてくださいね。

 皆さんの机上に「輝く瞳に」という虹色の冊子があるかもしれません。私たち北海道高等学校教職員組合(北海道高教組)の仲間が置いた(手渡した)ものです。ぜひご覧ください。

 教員というのはいくら学んでも底が見えないくらい奥深く面白い職業です。「子どもたちはどんなことを考えているのか」「子どもたちは何を求めているのか」「子どもたちはどんな授業を求めているのか」「いうことを聞かない生徒にどんな言葉かけをすればいいのか」「非行に走った生徒にどう対処すればいいのか」「やったこともない部活をどうやって指導すればいいのか」 こうしたことは経験だけでは決して身につきません。ましてや、初任段階研修などの道教委の研修だけではろくな教師にならないと私は思います。教職員は教特法21条にあるように、自主的・自発的な研修によって専門性を身につけられる職業だからです。

 ぜひ私たちと一緒に学んでほしい、そして、ブラックな現状にある教育現場には私たち労働組合の存在が不可欠です。ひょっとしたら新聞や、テレビも見ない若者が増えているといいますから、皆さんにとって組合費(収入の1~2%)を払って学ぶ、そして教育条件改善のために運動するということは壁が高いかもしれません。しかし、せっかく高い志を持って教育現場に入ったのに、あっという間に心病んで辞めていったという若者も少なくありません。ぜひ、職場の組合員に声をかけ、仲間になってください。迷いのある方は学習会も多数ありますので、参加してから考えてもいいと思います。

 ちなみに、奨学金の返済もあるし、組合費を納入するお金に余裕のないという方に朗報です。私たちは全教共済(自動車共済←大手と提携・生命共済・障害共済等)という掛け金のべらぼうに安い共済保険も全国の仲間と立ち上げています。学校には生命保険の方もいらっしゃると思いますが、値段を比較してみてください。私たちの共済に加入すればその差額で組合費を余裕でねん出できることもお知らせします。概要は組合員までお聞きください。

 何かわからないことがあれば電話でお問い合わせください。