ある若者の新聞から取材を受けました。これには悩みました。紙面テーマが次のようになっています。

高校での実際の授業などでの学びをどのようにすれば理解を深められるのか。その上でさらに面白く、楽しく学ぶとしたらどんなことが必要か

 このテーマで先生方に話すのならばいくらでも話すことはできます。しかし、高校生に対してこの問いに答えることができるのか。半日考えました。そして、担当者はこの紙面作成のために次のような質問を企画しているようでした。

  • 高校生のアンケートなどでも、勉強に対する悩み・不安は上位にくるが、なぜそうなるのか
  • 高校生はどんな工夫をしたら学習内容をよく理解することができ、学校の学びを楽しく、面白く感じ、不安などを解消できるか(勉強の仕方の工夫、ノートの取り方など)
  • 高校生へのメッセージ(分からないことは先生に聞きにきてほしいということなど)

正直、これを読んで、生徒を不安にさせているのは教えているほうが悪いんでしょ。というのが僕の感覚で、生徒がどう頑張れば解決するのかなんて方法はなかなか思いつきません。皆さんいかがですか。きっとこの取材者は、点数の取り方がわかれば高校生の悩みや不安は解決すると考えているのではないかと思うのです。 いい子ちゃんに育っているなと思います。しかしそんなことなら予備校や塾の先生に聞けばいいことではないかと思うのです。わざわざ労働組合を通して聞いてきたわけですから、若い人が書く記事ならもっととがっていてほしいなと思うのです。「高校生の悩みや不安は、国や先生方の教育の方向性が悪いからではないですか?」というぐらいの毒が欲しいななんて思いながら、取材に備えています。皆さんならどんな答えを用意しますか? ボクの答えはfacebookグループ「ほんわか学校づくり研究所」に載せようと思います。もし良かったら加入申請してください。