先日、「学校統廃合と小中一貫教育を考える第11回全国交流集会」があり、北海道の高校統廃合の状況について発表させてもらいました。北海道の高校統廃合2022来年度は「高校づくりの指針」が策定されることになりますので、その方針も報告しています。合わせて、山本由美さん(和光大学教授)が全国の統廃合の状況も発表されていましたのでご覧下さい。a 全体会★★ 学校統廃合と小中一貫教育 全国情勢レポート
この会に参加して、1,2間口の学校が多数ある北海道の状況は特異であることも確認できました。道教委も最後の一鉈はそう簡単には振れません。そのためには地域と共に学校の価値を認識する必要があると思います。そんなことを考えていて、そういえば統廃合された古平高校に勤めていた際に、職場新聞を書いていたことを思い出しました。このときは、女性管理職が足りないと言うことでやたらと昇任欲求の強い校長が急に赴任してきて、釘を刺すために職場の裏紙を使って職場新聞を書いていました。ウラガミ7 このときに聞くことができたのが、次の様な地域の言葉です。しっかりこういう声の集められる教育をして、道教委と対峙したいものです。
「卒業後の出口も大事だが、それまでの経過が大切。先生と生徒との対話の積み重ねが、将来人生でつまづいた時の人生の糧になる。」 A さん)
「三年間将来について考えさせる時間として古平高校の価値がある。問題行動の少なさはまさにトータルバランスの良さをあらわしている。それが古平高校 が存在する意義 ではないか。」 O さん)
「古平高校では本当によく一人一人を見てくれています。小樽の高校に通っている子どもか らは高校の先生からは何も言われないとよく聞きます。現代の子に特有の発達の幼さを取り戻す上でも、高校でも先生方が声をかけることが大事ではないでしょうか。学校が楽しいと言って家を出ていくことが何よりも保護者としては安心です。 」 H さん)