昨日は高教組の「学校づくり委員会」が開かれました。
1月8日に「校則やスタンダードなど学校のルールについての学習会を開くので、どんな会にしようか?という会議です。日曜日の朝から1時間で終わるつもりでしたが、終わるはずも無く昼過ぎまで議論しました。ボクは前日、中学校の同級生と4人でプチ同窓会をして深夜に帰宅しましたので絶不調の予定でしたが、最後は水を3杯飲んだので大丈夫でした。ちょっと大人になりました。
若い委員はどうやったら若い先生が出席してくれるのか、若い先生達の学びにつながるのか?という視点で発言してくれます。
H先生『学習会の対象者、若い人の参加者が、これがおかしいところだと気づく学習会だと誘いやすいですね~。』
O先生『そもそも学校のルールがおかしいとも思っていない人にも響くような打ち出しを!』
う~ん。難しい。でも、これは若手に頼むに限ると思って、学習会の題名候補をO先生に考えてもらいました。そしたらものの2時間ほどで、「ルールは人権より重いのか? 〜生徒の基本的人権を尊重する学校作り〜」とか、「生徒指導の違和感を放っとかない! 〜些細なこと?を真剣に考える〜」なんて9つもの題名候補を考えてくれるO先生。すげー。
さて、チラシがどんなふうになるかは楽しみにして下さいね。
高教組のみなさん、学校づくり委員会の議論の様子をご覧下さい。
M先生:『運用上で生み出されているような校則には無い実質校則をどう考えるかね。実例から討議するような学習会。どうして改革が進まないのか?そこに気づくような持って行き方をしたいね。』
K先生:『佐賀県教委の内容や、沖縄県で地毛登録をやめたこと、文科省の通達なんかを職場の人に見てもらいたいですね』
H先生:『校則は難しいですよ。うちは時代に逆行して4000円の指定ポロシャツを導入したのは最近のことです。』
K先生:『ピアスの生徒が生徒指導部ともめて自宅謹慎になっても、説明が生徒にとって納得いかない。生徒指導部も方針が立てられない。なんてことがあったな。もう盲目的にルールを強制させることは無理ですね。』
I先生:『教育相談で他校を見ていると驚くようなこともありますよ。予鈴で授業の説明をして準備のできていない児童を怒鳴りつけたり、マイルールで子どもを叱る。給食を食べないと残される学校もまだある。』
K先生:『へえ、職業高校では企業の採用判断が基準になりますね。社会が受け入れていない状況下では個人、学校としての不利益になる。という考えがスタンダードだったりして・・・。そうなると生徒も程度の問題の議論になりがち。』
M先生:『でも、本来は自治の問題でしょう。主権者教育の問題だと思うんだけどね。個人の意識が違いもあってよく見えないし、深める必要があるよね。スタンダード育ちの子どもたちはどう見えているのかな。』
Y先生:『生徒はSNSで長野では私服の学校が多いことを知っていたりしますよ。でも教職員は全く違う。溝が深まっているんじゃないかな。だからこそ盲目的にルールを押しつけるのは無理。野球部ですら丸刈りを強制できなくなってきてますよね。』
M先生:『盲目的に従わせることが無理ということは、そもそも今までの指導が通用していれば良かったのかという問題もあるんじゃないの。盲目的に従わせるものが無理という認識は違うんじゃないかな。』
K先生:『それは教員の側の意識の問題として話したんですけど、学校の相対的な価値感がばらばらなものに対して、誰かが強制的に指導することはもうできないですよってことです。ルールの適用を受ける人が参画すべきで、ルールの決め方を考えたり、そういうことを話しあったりしたいですね。人権まで侵害されたら学校に行く必要が無いという認識まで出来てきた中で、さっさと回避すればいいという子どもたちが出はじめている。ばかばかしいという空気も感じますしね。』
みんな『うんうん、「
言ってもムダだし」っていう空気は生徒にも先生にもある』
おもしろいでしょう。ちょっとした座談会みたいになりました。
さあ、1月8日の学習会。皆さん、参加して校則や学校スタンダードについて学びあいましょう。
写真は得意の本部飯です。1つは地元の小樽で見つけたお寿司屋さん。これで1400円。めちゃうま。その他、今回は肉巻き卵(右上)、本部みんなでライフォートから注文したおそうざいなど、なかなか豪華でした。自分で作ったミートソースも上出来でした。