全国的に障害児学校に在籍する児童・生徒の増加は止まらず、2005年と比較すると在籍者はこの11年間で3万8000人増えていますが、その実態に教育条件の整備がまったく追いつかず、子どもたちの学ぶ権利を奪うばかりか、いのちと健康をも脅かしています。
全国で不足している教室が、普通教室だけで3430教室(2016年)にのぼることが文科省調査でも明らかになっており、一つの教室を薄いカーテン1枚で仕切って使うことなどが常態化しています。こういった事態の根幹にあるのが、幼稚園から小中学校、高校、大学、専門学校まですべてにある設置基準(学校を設置するのに必要な最低の基準)が障害児学校だけにないことです。「設置基準」策定をなど求める請願署名へのご協力をお願いします。