2018年度政府予算にむけた文部科学省概算要求に対する要請署名(通称「えがお署名」)が5月から7月中旬までとりくまれます。
「視力が悪くても、めがねを買ってもらえない」「虫歯があっても歯科にかかれない」「一日の食事が給食のみ」……貧困と格差の拡大が、子どもたちの安心のよりどころである家庭を直撃しています。教育費の問題も深刻です。大学の授業料は国立でも年間50万円を超え、通学費や生活費もかかります。学費を払えず、中途退学を余儀なくされたり、進学をあきらめざるを得ない、といった例が後を絶ちません。
教育の機会均等を保障し、教育費の無償化をすすめるために「就学援助制度」の充実と高校生への拡充、「給付制奨学金」の拡充が求められています。今年は、高等学校等就学支援金制度の「3年経過後の見直し」の年です。「高校無償化」を復活すること、少なくとも910万円のラインを下げることを強く求めます。
この署名の要求項目は、①国の教育予算をOECD諸国並みの水準にすること ②教育の機会均等を保障するため、教育条件整備をおこなうこと ③高校授業料無償化の復活 ④35人以下学級の実現 ⑤東日本大震災・福島原発事故や自然災害から子どもを守るため、学校と地域の復旧・復興をすすめること の5点です。
文科省の概算要求に国民的要求の5項目を入れさせるよう、えがお署名にご協力ください。
えがお署名はchange.orgのサイトより、ネット署名も行っています。
署名用紙は、下記よりダウンロードできます。