4/27、道高教組・道教組は道教委に対し、教育勅語が戦後国会で排除・失効されたことを踏まえ、教育委員会として、教育勅語を容認、肯定する教育や言動については、それらを許さない姿勢を断固として示すことを求める要請書を手交しました。

 森友学園をめぐる報道や閣僚などの発言等によって、教育勅語の扱いについて国民的な不安が高まっています。一部の大臣の発言や、野党の質問主意書に対する内閣の答弁書の内容は、教育勅語を学校教育において肯定的に扱うことが許されるかのようにも受け取られかねません。

 文科大臣をはじめ、教育行政に責任をもつ立場にあるものが、戦前、学校・教師を使い軍国主義教育を徹底させた痛苦の歴史を顧みることなく、さらに、国会で排除・失効が決議された教育勅語を、肯定的に教材として使うことが有りうるかのような発言をすることは許されることではありません。

  道高教組は、「戦争する国」につながる教育勅語美化の動きを許さないとりくみを引き続き行っていきます。

教育勅語問題申入れ(2017-4-27)