本部に入り、半年を過ぎました。生徒たちとのステキな出会いはなくなりましたが、組合員の方だけではなく、この立場でなければ体験できない多くの方との出会いがあります。9月には「ゆきとどいた教育をすすめる北海道連絡会」として、衆議院議員に当選した松木けんこうさんや、残念ながら落選した池田まきさんと教育について語ったりもしました。そして、合同教研。これまたいろんな出会いがあります。

 合同教研の準備が入り、なかなか忙しい日々です。実際は分からないことだらけなわけですけど、合同教研事務局長に就任(笑)すると、それなりに振る舞わねばならない難しさ。う~ん。大臣みたいなもんですね。業務量としては、オンライン開催に少し救われています。

 まあ、それはともかく、11月6日(土)の全体集会に向けて汗をかきました。当初、合同教研は教育現場にとって、とても重い課題になっているGIGAスクール構想をテーマに掲げていました。でも、GIGAスクール構想をテーマにしたときに、私たちが大事にしてきた「教育の本質」のようなものとかけ離れていくのではないか。そんな危惧もありました。

 そんな時に読んだ本が武田信子さんの「やりすぎ教育」でした。GIGAスクール構想をテーマにしながらも、この方に話をしてもらえれば、そもそも何のために私たちは教育をすべきなのか「教育の原点」を感じてもらえるのではないか。ICTも「教育の本質」のために使用する。そんな思いを共感できないか。そう思い、事務局、世話人、司会者・共同研究者の方々と協議しながら武田さんを呼ぶことになりました。

 そして、協議をしながら、全体集会の中身も変化していきました。それは、学校を取り巻く方々の意見でした。「そもそもなんで合研でGIGAなのか意味が分からん!俺が運営するわけじゃないから反対はしないけど」と言い放つ方もいて、ムッとしたものでしたが、今になって思えば貴重な意見でした。合研の加盟団体の方にはコロナ禍が生活を直撃し、子ど

もたちにどんな影響が出ているのか、丹念に調べている方々がいました。そうした方々から「GIGAの大事さは分かるけれども、武田さんを呼ぶのであれば、しっかり子どもに目を向けた全体集会にした方が良いのではないか。」と意見が出て、方向修正しました。GIGAについて考える時間は当初の3分の2から、5分の1に減りました。武田さんの話をメインに据えることになりました。

 合研まで3週間を切った辺りから、全体集会に参加してもらえる武田さんやパネリストの方々との連絡が密になってきました。(つづく)

 写真は、ボクの本部飯です。帰宅時に激安のお総菜を買ってトッピングするのもマイブームになってきました。授業も部活も無くなり、体重は微増が続いています。