若い人には意味不明の題名でごめんなさい。

 

「教員免許更新制」のあとは「令和の日本型学校教育を担う新たな教師の学びの姿」

教員免許更新制の廃止が決まりましたが、「おー2巡目をやらずに済んだ」なんてあなたは喜んでいませんか?しかし、文科省は研修の押しつけを諦めたわけではありません。新たな研修の押しつけの準備段階にあります。そして今、パブコメを募っています。

#教師のバトン で猛烈な批判を浴びた教員免許更新制は、元々は、中曽根首相の臨教審にて、「問題教員対策」を目的に論議が始まり作られた制度です。「問題教員」というのは「わいせつ教員」「体罰教員」などを指しているように感じますが、内実は体制に批判的な教員の排除を目的にしていました。我々教員は国民に対し直接に責任を負って仕事をしているわけで、政権にすり寄らないのは当たり前だと思いますが・・・。 しかし、結果的には国家主義的教育観を教員に植え付ける様な免許更新制にはなりませんでした。様々な審議と講習を実施する大学側の努力の中で、教員免許更新制に対する元々の政府のもくろみはかなり薄いものとなったわけです。負担だけはどっぷり残りましたけど。その不満の声と、教員不足の解消が深刻となり、廃止の動きが強まったわけです。

 しかし、今度は研修履歴を管理しながら研修させる制度を目論んでいます。まだまだ文科省は研修の押しつけを諦めていないのです。ここは猛烈に反対すべき時です。パブリックコメントに批判の声を集めましょう。

 

 審議まとめ( 「令和の日本型学校教育」を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて )の案に関する意見募集の実施について|e-Govパブリック・コメント