「どうしたら高教組の仲間が増えるのか」
本部専従になって、脳の中を閉めていることの大部分はこのことです。本部ではどうしたら組合員が増えるのか、やたらとそんな話をしています。高教組に限らず労働組合加入率がどんどん低下して、逆らえない流れを感じるときもあります。でも、そんな悲観していてはこの仕事はできません。いろんな作戦を立てています。ボクらは諦めてないし、組合の必要性はあると思うし、そこに未来があると信じています。
「よく分からない」「組合費が高い」「特に困っていない」「学ぶ気が無い」「ポリシーがない」「考え方に違いを感じる」「批判的に教育をみていない」「文科省・道教委を信じている」「管理職に目をつけられそう」「少数派になりたくない」など加入しない理由はいくつもあるでしょう。
でも「よく分からない」というのがほとんどでは無いかと思っています。その魅力に気づいていない。組合員自身もそうかもしれません。
高教組にはいっぱいお宝があります。
それは一番はやっぱり人。いろんなところにいろんな課題意識を持った人がいます。そしてすごい実践をしている。こんな人が近くにいたら助かるなあという人がたくさんいます。一人じゃできないこともこんな人と一緒ならなんかできそう、なんて人がいるのです。本部にいると、多くの組合員の顔が見えてきて、ほんとにすごい先生だなあと思わされることがたくさんあります。組合員減少の中、昔と何が違うかというと、こういうすごい先生は職場の中にいたように思います。組合員であるということが更にその人のすごみを感じさせる。そんな見本が職場の組合員の中にいたわけですね。
それが見えなくなってくると組合員が減ってくるのは当然かもしれません。でも、コロナがICTによって人がつながることを便利にしました。北海道の広い大地で分散していた人が、つながることを可能にしました。
どこにどんな知恵を持った人がいるのか。マップを作って、つなぎたい。そんなふうに思っています。ボクが知っている
だけでも、ふだん組合には顔を出さない組合員でもすごい人、魅力的な人がたくさんいます。もっとつながって、スーパーサイヤ人の様な、もっと元気なチームを作っていきたいですね-。皆さんも手伝ってくださいね。
閉塞感のある北海道・日本の教育を明るくしたいですよね。せめて20年後の人たちが、あの人達のおかげで学校が楽しくなったよなーと思ってもらえるような仕事をしたいなと思っています。
写真はボクの本部飯シリーズです。1つだけ違いますけどね。わかりますか?