今日は晴天です。北海道は花が咲き乱れる時期になりました。わんことお散歩をしながらお花の写真を撮ってきました。いいシーズンですよね。
 学校もGWが明けました。この時期は以前は5月病という言葉もありましたが、悲しいことに自殺が増える時期だったりします。4月は新入生はもちろん、クラス替えをした子どもたちにもものすごく緊張する月。先生たちだって緊張感は相当なものです。だから、先生たちが笑って4月を迎えてあげる。これがとても大事だと思います。
 でも、学校では逆の力も働いています。「最初が肝心」という言葉を勘違いしているのではないかとも思ったりします。今、学校現場では服装検査から始まったり、授業では試験から最初の授業が始まったり、小中学校では全国学力テストの準備から新年度が動いたりしています。だからこそ、相当に先生方が意識しないと息苦しさを感じる子がすくなからずでてくるのは当たり前だと思います。「あれ、GWが終わったら学校に来ない。」なんてことも良くあります。「高校に行く意味あるのかな」「友達ができない」なんて悩んでいた生徒さんなんかは前の年からギリギリの気持ちで4月を迎えています。そういった生徒さんにとっては特に厳しいのがこの5月なのでしょう。
タンポポはじつはたくさんの花の集まりだということをご存じでしょうか。一つひとつの花が集まって丸い花束のようになっています。学校って、先生方はそんなイメージを抱いているのではないかと思う時があります。
「世界に一つだけの花」という歌が流行ったことがありました。「世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい」この歌が流行するということは日本は個性が認められない社会(学校)だという裏返しでもあります。先生方も花を咲かせようと一生懸命です。でも、それはタンポポのような花ではいけない。
咲き乱れる花たちを見てそんなことを思っていました。(20215.14)