裏庭に花が咲きました。実家の母にもらったタネから生えてきました。名前は分かりません、が便利な時代。スマホで写真を撮ってアプリで調べると
クリスマスローズらしいです。これからもずーっとこの花が咲けば母の顔を思い出し、親孝行しなきゃなと思うのでしょう。
さて、学校はどうでしょうか。北海道・札幌市共同宣言と言いつつ、必要だと判断されれば部活の大会はあるという不思議な感じです。中止になれば生徒はかわいそうだし、とはいえ大会が一番危ないでしょと思ったり。
そして、少しずつ生徒たちも学級に慣れてきた頃ではないでしょうか。ボクは若い時に、組合の青年部教研で十勝のM目先生が出していた「高校生の心に響く読み物教材」というレポートに出会ってから、教員人生がだいぶ変わりました。そのレポートには「アレン・ネルソンさん」のベトナム戦争体験を読んだ生徒さんの感想と、「父さんから洋平への手紙」という文章を読んだ生徒さんの感想が切り貼りされていました。
今日はその中の1つ「父さんから洋平への手紙」を紹介します。
この「父さんから洋平への手紙」という文章は毎年出会った生徒さんに読んできました(昨年に限って読みそびれたけど)。親の愛というものを見事に表現した文章で、読んでいるボクが泣きそうになります。100%感動する文章で絶対はずれません。
高校生はよく「陰キャ」「陽キャ」とクラスメイトを分類して無意識に差別します。「陰キャ」は陰気キャラのことです。言葉が変わっただけでボクの時代もあったことです。昔は「ガリ勉」も軽蔑されていましたけどね。これを放っておくとクラス内にカースト制度のようなものもできあがり、6・7月くらいになるといじめの芽のようなものが出てきますね。
やはり、そんなふうになる前にあったかい空気を教室に満たすのがイイと思います。
特にいい話に生徒が感動していたら、生徒に感想を書かせてもう一度みんなの前でその感想を読み、「君らは本当に優しいねえ」と言ってあげる。本当にそう思うのですが、いじめの芽が生えるまえに優しさを褒めてあげるのがイイと思います。
「父さんから洋平への手紙」は最高に心に染みます。ぜひ読んでやって下さい。授業の最初に読むのもいいですよ。ネットで検索してもうまくいけば見つけられますが、添付します。 父さんから洋平への手紙
ちなみに、このご家庭では3人の男の子がいましたが、いずれも重度の障害をお持ちです。この洋平くんはもう亡くなっています。お母さん佐々木 志穂美さんも明るく前向きでとても素晴らしい方で、ボクの知る限り本を2冊出版されています。ご参考まで。(4月27日)