道教委が公表した2016勤務実態調査では、小学校教諭の23.4%、中学校46.9%、高校35.7%、特別支援学校5.2%が「過労死ライン」に達する週60時間以上の勤務となっていることが明らかとなっています。
 
 子どもたちの笑顔輝く学校づくりのためには、教職員が笑顔で教育活動をすすめられる職場環境が重要です。
 道高教組・道教組は、教職員の長時間過密労働の解消につなげていくことを目的に、2017年7月~9月にかけて、全道の小中学校・高校・特別支援学校で「2017全道教職員働き方改善アンケート」を実施し、合計2200名からの回答がありました。アンケートにご協力いただいた全道教職員のみなさまに、この場を借りて感謝申し上げます。
 アンケートでは、「あなた自身が“大切にしたい”“削減したい”と考える業務」「道教委が実施している時間外勤務縮減に向けた重点取組」「労働時間の把握」「超勤改善への要求」などについて学校種ごとに集約し、昨年道教委が実施した「時間外勤務等の縮減に向けた重点取組項目等の取組状況調査(10月)」「教育職員の時間外勤務等に係る実態調査(11~12月)」の結果と比較して分析しています。

 学校で行われるすべての教育活動(業務)は、意義あるものですが、「根本的に仕事量が多すぎる」ことに超勤の原因があります。学校種や職種などによっても超勤の実態と改善策は異なります。各職場においてアンケートの分析と議論がすすみ、超勤解消のための民主的な合意形成が図られ、超勤解消に結びつくことを切に願っています。

働き方改善アンケートのまとめ