「ゆきとどいた教育を求める全国署名」は、今年で28年目のとりくみとなり、累計で4億4千万筆を集めています。
国の制度改善と予算措置により35人以下学級は、小学校1、2年生に広がったものの、小学校3年生以降への前進はみられません。しかし、自治体によっては、父母、地域住民、子どもたちや教職員の願いをもとに少人数学級を独自にすすめており、自治体間の格差が広がっています。
憲法では、誰もが「ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会」を保障しています。教育にお金を使うということが個人の利益という考え方ではなく、学びを深めたそれぞれの個人が社会に貢献し、その結果、社会が豊かになるという考えに変えていかなくてはいけません。そのためにも、高校や大学でも教育の無償化を進めることは大切です。また、少子化がすすむなか、特別なニーズを必要とする子どもの数は急増しており、特別支援学校では教室不足や大規模化などが深刻です。障害児教育の条件整備を行うことも喫緊の課題です。
これらの運動をすすめていくため、今年も「教育全国署名」を大きく広げていきますので、みなさまの署名へのご協力をお願いいたします。