10月16日。オホーツク合研に参加させていただきました。

 大阪の久保敬校長先生がZOOMで『「生き抜く」のでははく、「生き合う」世の中を』と題されて講演されました。大阪でコロナ感染拡大により、オンライン授業が強制された際に、提言書を出して処分された校長先生です。昔は組合でずいぶん活動されたいたとのことで、素晴らしい人権教育をされてきた方でした。そして、子どもの本質は変わっていない、変わったのは子どもを取り巻く環境だと述べられ「CANやDOではなくBEで」と述べられました。何ができるか、やるかよりもあるがままの存在に共感できる教育をということですが、なかなか難しいことです。テストの点数で比較している時点で矛盾が生じてきます。また、「クリティカルな思考」という言葉を何回か強調されていました。批判的と言わずクリティカル。良いですね。

 その後、分科会に分かれ討議しました。ボクがオホーツクにいた18年前は佐呂間湖畔の古びた民宿でやっていました。分科会を作らず、みんなが共通で話せるレポートを持ち寄っていた記憶があります。分科会を作れるというのは逆にすごいことです。ボクの分科会では若い先生を囲みました。「なんで生徒に失敗させないんでしょう。」と札幌の若い先生と同じセリフを言っていて、高教組の未来に希望を感じた時間でした。

また、全道合同教研でお会いしましょう。

 次の日は、生協前で署名。「教育条件改善のために署名をお願いします。」というとわざわざ寄ってきて署名して下さる方がたくさんいます。札幌ではこうはなりにくいですね。人と人との距離が近いって良いもんだなと感じました。

 帰りはケーキ屋さん「ティンカーベル」でベイクドチーズケーキを購入。おみやげにして我が家で食べています。名店ですからめちゃくちゃ美味しい。小さい頃に食べた味。娘も「これは食べたことがある。どうやってこんなにうまいの作るんだろ」と満足げでした。